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最近、頻繁に外に出ることが多い。
理由は単純で。風が気持ち良いから。
最近は空も段々と高みを増してきた様に思える。
久しぶりに何処か森にでも出掛けたくなった。
宵の空と風を存分に味わえる事だろう。
遮る物の無い草原で寝転がるのも気持ちが良いだろうな。
……そのまま寝こけるのだけはもう御免だが。
いかん。以前、ちょっとした騒ぎになってしまったのを思い出した。
……。(つらつらと便箋にペンを走らせている)
………。(書き終わったらしく、文面を推敲中)
……こんなものだろうか?
ん?ギガンティアへの同行者としてくれた者達への礼状だぞ?
…何を期待していたんだ?
(と、言うわけで皆様何時も有難う御座います)
旅団の皆との花見は、皆の数ある中の一面が見られたのでは無いかと思う。
こうしてゆっくりと皆と絆を深めるのは決して嫌では無い。
先日偶々逢った知り合いの星霊術士に言わせると初見より随分と柔和になったらしい
言われてみれば頷けた。
流石に依頼で初見となる人物に馴れ馴れしくするタイプでは無いのだが
以前よりは気に掛ける様になったと自分では思う。
人嫌いの過去の自分が見たら一体何というだろう、とありがちな考えが頭を過ぎる
というか、彼女との出会いからも多いに影響を受けたのだが。
何時も微笑み絶やさない割りに、鋭い指摘をするのには
初見からは伺う事は難しいだろうに。
旅団では花見が行われている。
前にも言ったかもしれないが昼間の桜よりも
夜の桜の方がどちらかと言えば好きだ。
そこに在るものが何なのか、何故そう思うのかは
私の中のとある思いが存在するからだと思う。
それを明確にと口にすることは出来ないだろう。
今は、まだ。
酒場の方の花見は大人数になりそうだな。
少々様子を見ているがそもそも1人で行くのも何かとふと思った。
格別な事が無くとも、刻は穏やかに進む。
いつもの場所で、いつもの様に過ごす。
決して同じ時は無いものの
穏やかさを覚えるこの日々が、とても掛け替えのないものに思う。
特別な事が頻繁に起こる事も有りかもしれないが
ふとした何気ない瞬間に月日を再認識する位が、私には丁度良い。
さて、店主で有る彼は無事に帰還の様子
取りあえずは長旅の疲れを癒して貰いたい。